HIROBA 文学フリマへ 参加する

Man signs copies of a magazine at a booth, with stacks of HIROBA magazines on a floral tablecloth and a marker in hand

今月は、対談Qはお休みになります。そこでスタッフ坂田が、HIROBAマガジンや文学フリマについて書くことにしました。不慣れな執筆ではありましたが、水野さんの「ものづくり」への熱量が少しでもお届けできていれば嬉しいです。


HIROBA が文学フリマに参加しようと思ったきっかけは、BS よしもとの「俺の推し本。」 への出演をきっかけに知り合った、 ピース・又吉さんが部長を務める“吉本第一芸人文芸部”の存在でした。部員の皆さんが文学フリマで自費出版の本を出していることを知り、「なんだか楽しそうではないか?」と思ったことから、参加を決めました。

Three people at a convention booth smiling and holding HIROBA magazines with cartoon cover art visible.

そして、2025 年 5 月開催の『文学フリマ東京』への参加を目指すことになりました。自分たちでマガジンを作ったことがなかったため、文学フリマで本を出店している知人に話を聞いてみることにしました。彼女はとても面白い人で、すでに何度も文学フリマに参加されています。作品は、ご自身のことを書くエッセイが多く、「マッチングアプリで出会った落語家の方と結婚した新婚生活のエッセイ」や、「自宅に空き巣が入った被害をまとめた記録本」などを自由にまとめていました。

なるほど、文学フリマは、誰もが参加できテーマも自由、好きに書いていい。大手流通にはのらない興味深い作品が多く溢れている場所だったのです。自由に作っていいということで安心しました。HIROBAにとっては、はじめての文学フリマだから、文庫本型がいいのでは?と考えていたのですが、内容がなかなか決まらず。毎週の定例会議で、少しずつ内容は決まってきたがかなり日にちは迫っていました。

文庫本にこだわらずともHIROBAが大事にしてきた「文章」や「写真」があるので、もしかしたらマガジンのようなものでもいいのでは?という発想に切り替え、ここからは一気に形へとなっていきました。決まったら、話は早く、我らの編集長、水野さんがどんどん決めてくださり、マガジンの構成が固まりました。

水野さんからは、表紙のイメージは、以前、「犬は歌はないけれど」の表紙イラストを描いてくださったCOFFEE BOYさんにお願いしたいとすぐに提案がありました。COFFEE BOYさんもすぐに快諾して下さり、後に対談Qで実際に会うことになりました。

Hands arrange sketch papers on a wooden table, with simple drawings visible and a slice of cake in the foreground.

マガジンの内容は固まってきました。さて、製本、印刷、デザインは?ということになったが、水野さんがInDesignというソフトを使ってマガジンの入稿データを作ってくれました。かなり忙しいはずなのに、いつの間にか、新しい技術を習得してちゃんと使いこなしているため、本当にすごいんです。余談ですが、HIROBAのHPも水野さんが作っています。以前、HP制作会社に頼んでいたのですが、「細かい更新など、自分たちでできたほうがいいのでは」ということから、HPの仕組みを水野さんが勉強。形ができたところで我々はパソコンを持って水野さんの元へ。HPの仕組みや更新方法を教わりました。“階層”など、専門的な言葉もいくつかあり、いつ、こんなことを勉強しているのか?不思議なくらいです。

また文学フリマの話に戻ります。開催日はどんどん迫ってきました。結構重要な印刷所をまだ選べていなかったのです・・・。いつも仕事をご一緒している方が印刷物をたくさん作っていることを思い出し、連絡してみると、デザイン〜印刷まで一括できる会社があり、担当の方も親身になってくれるということだったので、すぐに連絡することにしました。日にちが迫っているので早めに決めないと間に合わないということでしたが、開催日の前日には仕上がるようにスケジュールを組んでくださり。印刷できるラインを確保してくださいました。さすがプロです。

Cover of HIROBA Vol.1 2025 with a cartoon of a person in a red shirt drawing at a desk (pencil, paper, mug).

安心してはいられず、すぐに、紙質を決めなくてはならないので、異なる紙質の用紙 3 種類に、表紙を印刷した見本を送ってくださいました。 印刷された表紙は、水野さんのラジオの収録現場に持っていき、水野さんが紙を選んで、紙質が決定。手触りというか質感にこだわっていますのでお手元にある方は改めてご確認いただけたらと思います。

写真の許諾などを取ったりしているうちに、ほぼほぼ、水野さんがデータを作り、誤字がないか?全員で中身チェック。最後は、印刷所のデザイナーさんが最終調整してくださり入稿データが完成となりました。あとは完成を待つのみになりました。開催日が迫ってきたら文学フリマ事務局から、参加者に向けて参加マニュアルのような封書が届きました。とても細かく参加の仕方が書いてあり感心しました。会場の地図、荷物の発送仕方、お釣りの準備や、NG事項など。我々も初回の参加ということもあり全員でしっかり読み混みました。

文学フリマ東京へ。

Stacked luggage and boxes in a public indoor area: a yellow hard-shell suitcase, a gray tote with pink trim, and cardboard boxes on a cart.

マガジンは前日に届くので、今回はスーツケースにいれて現地へ運ぶことにしました。会場ではHIROBAの活動をまとめた映像も流そうということになり、PCと映像はスタッフが用意。水野さんがモニターと大きいバッテリーを持ってくることに。初回ということもあり、HIROBAが目立つように全員お揃いのTシャツも作成しました。会場の東京ビッグサイトに到着すると出店者の入場列でめちゃくちゃ並んでいたため、早くも、盛り上がりを感じられて会場入りからワクワクしてきました。会場に入ると、決められたブースに長机と椅子が準備されていました。

Temporary check-in table setup in a warehouse with two folding tables, chairs, papers, and a large metal roll-up door.

まわりの皆さんを見ると、テーブルクロスをひいていることに気がつき慌てて、近所のホームセンターにテーブルクロスを買いに行きました。そうして、開店前の準備をしていると水野さん到着。なんと!手描きのポップをたくさん書いてきてくださり。一気に“お店らしさ”が増しました!ほんとさすが水野さんだよなぁと感激です!

Close-up of colorful handwritten Japanese posters on a display board at an event, with a QR code visible and a busy blurred background.


文学フリマは、開場前に「今日はよろしくお願いします」というようアナウンスが流れるのですが、アナウンスが終わると参加者から自然と拍手がおきました。この拍手を聞きながら、文学フリマがとても素敵なイベントだということがわかりました。始まってみると、マガジンが少しずつ売れはじめました。水野さんが会場にいるというのは告知していなかったので皆さん、びっくりされていました。お客様はいきものがかりを応援してくださっている方も多く、何かしらグッズをつけてきて下るので、知り合いがきてくれたみたいな感じでホッとしました。音楽活動で忙しいのに、休みの日に文学フリマに来てくれる水野さん。実際に、お客様が水野さんにHIROBAの感想だったり、いきものがかりへの熱い思いなど伝えてくださっていて普段のライブでは、こんなに近くで会話もできないので、貴重な日になりました。

いきものがかりは知っているけど、HIROBAは知らなかったという人も、マガジンを手にとってくださり、マガジンと一緒に持ってきている水野さんが“清志まれ”名義で執筆されている本や、HIROBAの書籍「OTOGIBANASHI」にも興味を持ってくださる方も多く初参加の文学フリマはあっという間に終了しました。終わりもアナウンスが会場に響き、もちろん拍手で終了。(素敵)最後は出店者全員で、自分のブースのテーブルと椅子を片付けて終了しました。毎回、水野さんも、椅子やテーブルを一緒に運んでくれていてほんとに、優しいんですよ。

文学フリマ盛岡へ。

Exhibition booth displaying HIROBA magazines, posters, and printed signs on tables in a sunny room.

東京での文学フリマの次はみんなで盛岡に行きました。前日は大阪の番組に生出演していたにもかかわらず、この日は盛岡に来ていた水野さん。忙しいはずなのに合間をみて駆けつけてくれました。岩手県以外から来てくださった方や、知り合いが大ファンということで仕事の合間にかけつけてくださった方も、この日もまたいい出会いがありました。東京より小さい会場でしたが、温かい雰囲気のある場所で好きな会場です。

White cardboard takeout box with handwritten Japanese text and a small doodle on the front, placed on a windowsill with a mesh window behind it.

なんと、対談Qでご一緒した、くどうれいんさんがサプライズで来てくださり、久しぶりの再会となりました。くどうさんは、面白くてチャーミングな人で、お会いできるとこちらが笑顔になっちゃう可愛い方です。岩手の美味しいジュースを差しいれしてくださいました。お土産屋さんでは見ないような、こだわりのジュースで、さすがセンス抜群のくどうさん。美味しかったです!くどうさんとの対談Qも是非読んでください。

文学フリマ香川へ。

文学フリマ香川は水野さんがライブのため参加できないのでスタッフ1名で参加しました。会場は2ヶ所にわかれていて、HIROBAは入口近くの場所でした。すごく熱い夏だったので、会場に着いたらうちわをいただきブースへ。開店と同時にきてくださったファンの方がいて有り難かったです!

Desk clutter with posters including HIROBA magazine, a round illustrated fan showing a girl reading, and papers labeled A and B.

早速、水野さんに香川の会場の様子として1番はじめにきてくださったお客様の写真を送りました。ライブTシャツを着て、テケちゃんのポシェットをかけてきて下さいました。ファンの方以外では、HIROBAを説明すると、「水野さん、忙しい人なのに、こんなこともしているの?」とびっくりしてマガジンを購入してくれたご婦人がいました。水野さんが不在だと、なかなか足を止めてもらえない部分もありましたが、ブースにきてくれた方やお隣のブースの方とお話しをしたり、ゆるやかに終了しました。

Man on a ladder affixing a poster reading HIROBA to a gray wall inside a storefront under renovation.”] ,

文学フリマ香川のあとは、文喫さんとの展示に向けて動いていました。私のカメラロールの中には、水野さんと文喫スタッフさんと準備していた夜、閉店後、みんなでハンバーガーを食べている写真がありました。こうしてみんなと時間を過ごし、準備も人任せにしないで一緒に作ってくれる水野さんです。

文学フリマ札幌へ。

夏も終わりに近づき、文学フリマ札幌へいきました。東京はまだ暑かったのに、札幌は、少しだけ秋を感じるくらい涼しかったです。空港から札幌駅へ向かう電車の車窓はちょっとレトロな雰囲気もあり密かに楽しみにしています。今回の会場は、東京でいうビッグサイトの札幌版みたいな会場で、文学フリマ以外にも様々な勉強会など行われていました。

At a train station pillar, a blue vertical sign reads 'サッポロ' (Sapporo); a hand holds a small white plush bear, with an ad for Sapporo Beer below.

この日も、文学フリマのアナウンスは素敵でした。「まもなく11時すぎになります。文学フリマ札幌は今回で10回目となりました。皆様の本が1冊でも多く売れますように、秋の夜長に読む本として出会えることを心から願っております。それでは只今より入場開始いたします!」そして会場からの拍手です。このアナウンスを聞くのは各会場で楽しみにしています。

今回は斜め前のブースのご婦人がHIROBAに興味を持ってくださり、水野さんと本の交を換するなどの交流がありました。片付けをして挨拶をして帰る時に、斜め前のご婦人から、コップのふち子を意識して作ったという手作りの可愛い人形をもらいました。せっかくもらったのに、途中で壊れたら嫌だなと思いタオルに包んで大事に東京に持ち帰ることにしました。今日もいい出会いがありました。

帰りは「なんかラーメンだという気分だ」ということでみんな一致しまして、調べていたラーメン屋さんにも向かうのですが、閉まっていたので、その場でさらに調べて、地元感あるラーメン屋さんへ行くことに、店主がお笑い好きな模様で、お笑い番組が流れていました。記憶の中ではかなりボリュームのあったラーメンな気がしますが、写真は撮ってなかったです。

文学フリマ大阪へ。

万博の終わりも近づき、大阪はめちゃくちゃ混んでいました。今回会場の隣では、コヤブソニックも開催されていたため、文学フリマ以外のお客様も多かった気がしました。この頃から、HIROBAマガジンは2号について聞かれることが増えた気がします。確かに、表紙に1号の文字がしっかり入っています。作った時には2号のことはなんとなく「作れたらいいな」と思いながらも、苦労して作った1号ということもあり、そんなに頻繁に出せるものではないので、来年かなと思いつつ、私たちもHIROBAも2号について意識しはじめてきました。

Close-up of a white plush bear resting on a gray desk, with a red circular panda illustration partially visible beside it on the desk prompt card.

水野さんはこの日も休憩なしで終日ブースにいらっしゃいました。帰りは、駅でご飯を食べようとしたがどこも混んでいて行列ができていました。ちょうど入れそうなお店があったので入り、我々が入ったあとは列ができていたため、タイミングよかったね、とみんなでお話しました。

文学フリマ福岡へ。

今回はHIROBAの宣伝ともなる、ハガキを配布することになりました。これは、前に水野さんから、HIROBAに興味を持ってくださっている方に、お渡しできたらということで作ることになっていました。直前だったにも関わらず、いつの間にか水野さんがデザインを作成、東京から福岡の印刷屋さんに印刷をお願いして、文学フリマの当日に福岡で受け取り、会場へ持ち込みました。この日は、書店員さんの方も多く手にとってくださり、〇〇書店など、有名書店の方もいらっしゃったので、宛名のサインが書店宛のも多かった気がします。そして、文学フリマの終わりはHIROBAの対談Qの予定もいれていたので、対談場所に向かう途中に、軽食として買っていたパンをみんなで食べながら移動となりました。

Night exterior of a shop with glass windows, warm interior lights, dried yellow flowers on the left, and wooden stools outside the door.

今回の対談のお相手は、HIROBAマガジンの表紙を書いてくださっているCOFFEEBOYさん。HIROBAの対談Qは対談場所にもこだわっていて、対談するお相手をイメージした素敵な場所を選ぶことにしています。今回の対談が決定してから、すぐに場所が思い浮かびました。「そふ珈琲」というお店で、可愛い雰囲気のあるお店です。連絡するとすぐにOKをくださったオーナーさんに感謝です。COFFEEBOYさんもそのお店のことは知っていてくださり、対談は和やかに行われました。HIROBAマガジンの表紙の貴重な原画をみせていただきました。詳しくは対談をぜひ読んでください。

対談終了後に空港へ。私は福岡に来たら空港の“やりうどん”を食べると決めていまして、とんこつラーメンを食べたかった人もいたかもしれないのですが、うどん屋さんに行くことをみんなOKしてくれました。九州のうどんはふわふわで柔らかくてとても美味しいんです。さっとうどんを食べ、飛行機の搭乗時刻までは自由時間だったので、それぞれ、お土産を見ることに。ほぼ買うものは決まっているのですが今回はあまり時間がないのでギリギリまでお土産を見てしまい、飛行機に搭乗。席に座って、携帯を見ると、マネージャーさんから、名前呼ばれているから急いだほうがいいとメッセージが入っていて恥ずかしかったです・・・。

White plush bear sits near a bowl of udon with green onions and two long tempura sticks nearby.

その後も、2回目の東京、京都、広島とスケジュールが合う限り文学フリマに参加しました。我々も、そろそろ2冊目のマガジンを出しても良いのでは?と年明けの定例会議から話が出るようになりました。色々検討した結果、いきものがかりが今年20周年ということもあり、7年ぶりに吉岡さんにHIROBAにご登場いただくことになりました。対談の場所は、2人の青春が詰まったスタジオで行われ、撮影はHIROBA でお馴染みの軍司さん。2人だからこそお話しできる対談と素敵な写真が撮影されました。

Stack of vintage analog audio equipment in a recording studio, with knobs and meters visible on rack-mounted units.

そして、今回は、プロの編集者さんやデザイナーさんに入っていただき細かくチェックしていただきながらマガジンを作ることに。対談以外に、イベントの紹介ページも作成したが載せたい写真が多くなってしまい膨大な写真の中からセレクトするのも大変でした。勉強になったのは、編集者さんの細かい作業があって、マガジンが作られていくのだとしれたことです。今まで、雑誌をパラパラとめくっていたがその裏にこんな苦労があるのかと感心させられました。表紙はもちろん、今回もCOFFEE BOYさんにお願いした。水野さん愛犬テケちゃんも一緒にいます。

Stacks of white brochures with a cartoon couple embracing in red and black, laid in a pile on a table.

そして、文学フリマ東京42を迎えました。ブース作りにもだんだん慣れてきました。文学フリマ東京は、出店者数もかなり多いので、見せ方の上手な人も多くいつも感心させられます。そして、ついにHIROBAマガジン第2弾が完成。この日も多くの方にブースにお越しいただきありがとうございました。自分たちが作ったマガジンを皆さんが手にとってくださり、実際にブースでお会いできることはとても励みになり感謝です。

Display board with HIROBA MAGAZINE cover and colorful flyers clipped to a metal stand in a store window.

今回は、いきものがかりの全県ライブツアー岡山県から物販として販売。また、通信販売でもご購入いただけるので、1人でも多くの方に読んでいただけたら嬉しいです。

Person signs a book at a book fair table, with posters and stacked books nearby.

自らで「場」を作り、皆さんと繋がっていくこと。それがHIROBAの根幹であります。

今後も、変化しながらも「場」を作りみなさんと繋がっていくHIROBAにご期待ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

文・編集:HIROBA 監修
https://hirobaweb.com

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